憲法改悪を許さず、「憲法まもれ」の圧倒的職場世論と
共同の前進をめざす決議(案)

いま私たちは、戦争への道か平和かの歴史的な岐路に立っています。 平和と民主主義という戦後日本の国のあり方をさだめ、国民の権利をまもってきた憲法が、 いま「戦争をする国づくり」「国民の権利より義務」を明確にする方向へと改憲されようとしているからです。

自民・公明・民主の改憲勢力は、国会での議席とアメリカ・財界の後ろだてを背景に、 改憲草案づくりを急ピッチですすめ、2007年の改憲をめざし今国会にも国民投票法案を提出しようとしています。

日本経団連も「自衛隊保持」「海外派兵」を柱とする改憲案を発表するとともに、 自民・民主への政治献金実行のための政党政策評価の項目に 「憲法改正」「自衛隊の国際活動強化」を加えるなど改憲策動をつよめています。

憲法改悪の最大のねらいは、アメリカとともに自衛隊が海外で自由に武力行使できるようにすることです。 そのために徴兵制につながる「国防の責務」など国民の権利に制限をくわえようとしています。

大がかりな改憲キャンペーンのもとで、「憲法をかえる」ことについて「わからない」と答える人も少なくありません。 それはJMIUの職場でも共通しています。 しかし、「米軍・多国籍軍の支援」「海外での武力行使」に賛成する人はNHKの調査でもわずか10%です。 国民の圧倒的多数は改憲勢力がめざす方向を支持していません。

改憲の動きが本格化すればするほど国民の要求との大きな矛盾にぶつかることは明らかです。 憲法改悪のねらいと憲法がもつ大切な中身を学習と総対話・宣伝で大いにひろげていくなら、 改憲反対の圧倒的世論をつくりあげることは可能です。 また、これをなしうる運動をつくりあげることが、改憲を許さない唯一の道です。

いま、作家の井上ひさしさんらがよびかけている「9条の会」が全国各地に結成され、草の根的に広がっています。 JMIUの職場でも、憲法パンフの学習を力に、9条の会を結成し、 組合員の4倍、5倍と署名をひろげている経験が生まれています。

JMIUは、日本とアジアの平和、労働者・国民の権利をまもりぬくため、 「9条をまもれ」の圧倒的職場世論、憲法改悪反対の一点での国民的な共同の急速な前進をかちとるため、奮闘するものです。

@すべての職場で憲法パンフの総学習をおこない、憲法についてみんなで考え、討論しよう。

A「憲法9条をまもれ」の職場の圧倒的世論をつくり、 国民過半数の「憲法改悪反対署名」を達成するため、当面一人あたり10筆以上の署名を集めよう。

B職場と地域に「9条の会」をつくり、草の根の運動を大いにひろげよう。


2005年5月30日
全日本金属情報機器労働組合
2005年度第2回中央委員会