2004年6月15日 全日本金属情報機器労働組合 中央執行委員長生熊茂実
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労働におけるCSR

「労働におけるCSRについての要請書」より再編
[ INDEX ]

「労働におけるCSR」は、最も重視されなければならない

1)

最近の三菱自動車の「欠陥かくし」「クレームかくし」による大事故の責任問題を考えてみても、 その原因に「法令遵守」という概念が不足しているだけでなく、 「おかしいことはおかしい」といえない企業体質に大きな問題があることは明らかです。

さらに新日鉄・ブリジストンなどの大企業における爆発・火災事故の続発などでも 「利益優先」の企業行動のなかで「利益につながらない」とされる「安全」や「検査」が 軽視されていることに要因があることは、周知の事実です。

2)

企業としては利益を追求することは当然ですが、 労働者・労働組合は、日常の労働の実態や経営の動向から、 「やってはいけないこと」や安全などについての「危険予知能力」をもっています。 ですから、企業の社会的責任を果たさせるうえで、 労働者・労働組合の果たす役割は、決定的に大きいものがあります。

3)

これらを考えると、労働におけるCSRを考える場合に、 その中心となるのは、職場において、労働者が法令や社会的規範を遵守する立場で、 安心して意見がいえる職場環境をつくることが重要だということです。 そのことを、法的な対応や行政指導をふくめて、 国の責任で実施することが必要であり、 それなしに、「心がまえ」に解消してしまえば、実効性は担保されません。 そうすれば、企業の商品についての安全責任や問題点などが、 早期に明らかになり、深刻な事態を招く前に解決の道を見出すことが可能になります。

NOTES

[法令遵守]

法令を守ること。

=コンプライアンス

[CSR]

=企業の社会的責任

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