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光洋ST派遣労働者・直接雇用ついに実現!

徳島・光洋シーリングテクノにおける「偽装請負」を告発し、直接雇用を求めたJMIU徳島地域支部の「派遣・請負」の仲間のたたかいが、ついに直接雇用について大きな前進をかちとりました。

JMIUに対する回答で、 峙響請負」を解消するための直接雇用、△修譴箸亙未法永年光洋シーリングテクノで働いてきた「派遣・請負」労働者を経験年数順で直接雇用することになりました。合計60数名になる予定で、「派遣・請負」労働者の約3分の1になります。「偽装請負」解消のための直接雇用は、徳島労働局の指導によって確定することになります。

「派遣・請負」労働者の直接雇用を、労働者・労働組合のたたかいでかちとったことは、画期的なものです。また、「偽装請負」解消にとどまらず、「経験年数順」で「請負」労働者の直接雇用をかちとったことも特筆されます。この到達点は大きな一歩ですが、その第一歩を踏み出したばかりです。光洋シーリングテクノでも、まだ多くの「派遣・請負」の仲間が残されており、JMIUは、これらの仲間たちの要求実現のために最後まで奮闘します。

現在、多くのマスコミで「偽装請負」問題が報道され、いくつかの大企業で是正がはじまっています。それはまだほんの一部に過ぎませんが、光洋シーリングテクノの「派遣・請負」の仲間の先進的なたたかいが事態を切り開いたことは明らかです。

JMIUは、光洋シーリングテクノに働く仲間の要求実現のために奮闘するとともに、このたたかいの到達点を全国に広げ、「派遣・請負」労働者の雇用の安定と生活と権利をまもるたたかいに全力をあげます。また、「違法派遣」や「偽装請負」などの広がりは、労働法制の改悪、規制緩和によってもたらされたものであることも明らかであり、当面する労働法制改悪を阻止するためにたたかうものです。

7・30偽装請負を告発するシンポジウム・集会

徳島シンポ・集会を契機に「直接雇用」の扉が開く

7月30日、徳島県板野町で偽装請負を告発するシンポジウム・激励集会を開催しました。シンポジウムは龍谷大学・脇田教授、代々木法律事務所・鷲見弁護士、JMIU・生熊委員長がパネラーとなり、派遣労働をめぐっての議論を展開しました。

脇田教授は「日本の派遣法は最悪、世界のルールに反する。スポーツ選手が薬物使用するようなもの、一時的に力を発揮したとしても体はボロボロになる」と述べ、日本の労働組合が企業内に閉じこもり、しかも正社員ばかりで、対応できなかった結果だとまで言いました。

鷲見弁護士は、「厚生労働省は、派遣法についてとんでもない解釈をしている。詐欺もいいところだ」と言い、その背景にある経済界、政治に言及し「必ず突破しなければならない」と、強く主張しました。

生熊委員長は、「非正規雇用が社会問題化し、情勢が変化している。集団として職場に力を持つ労働組合がたたかうことで、展望が開ける」と述べました。

ともに偽装請負とたたかう、静岡地域支部のフレイタスさん、愛知・高木工業の太田さん、松下プラズマの吉岡さんがそれぞれのたたかいを報告し、「地域は離れていてもともにがんばろう」と述べました。JMIUから東日本と西日本の代表が激励の言葉を贈りました。

最後に、徳島地域支部の偽装請負労働者、それを支えるJMIU光洋シーリングテクノ支部組合員らおよそ50名が壇上に上がり、矢部君が「こんな働き方はやめさせなければいけない」と決意を語りました。

7月31日、徳島県、徳島労働局、光洋シーリングテクノ蠅僕彑

翌31日、JMIU各地本の代表団40人は、早朝から徳島県庁前で宣伝行動を行い、県商工労働部に「派遣法違反の状態にある光洋シーリングテクノに対して、県として直接雇用をはたらきかけるべき」と、要請しました。

労働局には、「違法状態を確認していながら結論を先送りし、その間、会社がさらに偽装請負を拡大しているのを許している。これでは、労働局が企業側に加担し、違法を推進しているということになる。そんなことが認められるのか」と、追及しました。

光洋シーリングテクノには、「解決するには直接雇用しかない」と要請し、「長年、違法状態で、悪条件で働かせてきたことに対して、一言あるべきではないか」、「こんな状態で、仕事がうまくいかないのではないか」と、前向きな対応を求めました。

徳島シンポ・集会の波紋が拡がる

翌31日から、朝日新聞が1面トップを使って、偽装請負の大特集を始めました。これは単なる偶然ではありません。朝日新聞は5月から特別報道チームをつくって、この問題での取材を始めています。そして、今回のシンポジウム前後に記事を出すことを伝えてきていました。「キャノンが一部直接雇用も含めて、偽装請負を年内にやめる」との記事もありました。

そして、8月1日には、松下プラズマの「正社員の請負会社出向」偽装が報じられ、2日には「兵庫県の補助金ただ取りの疑い」と続き、関西テレビが追い討ちの緊急ニュースを放映しました。そして、松下プラズマも「1割か2割の請負社員を直接雇用する」と表明せざるをえなくなりました。

同じ日、JMIU高木工業分会の太田さんも完全勝利の和解を勝ち取り、職場復帰を果たすことになりました。

徳島地域支部は、こうした情勢を背景に、根本的な解決を求めて、8月3日から闘争態勢に入りました。そして、5日に、光洋シーリングテクノは、全員ではないが、およそ3分の1の偽装請負労働者を「直接雇用する」と表明しました。

JMIUの方針による大きな行動が、偽装請負というひとつの重い扉を今おし開けようとしています。


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