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派遣先 ニコンに賠償責任―-上段勇士さん過労死事件 最高裁勝利判決

最高裁は9月30日、上段勇士さん過労自殺事件について、就労先であるニコンと「派遣元」であるアテストの上告を退けることを決定。2007年7月に出された東京高裁勝利判決が確定しました。
 事件は、派遣労働者の過労自殺について企業責任を問うたもの。東京高裁判決は、過重労働を認定するとともに、ニコンへの「派遣」を違法な「偽装請負」と認定し、ニコンとアテスト双方に損害賠償を認める画期的なものでした。
 この裁判のなかでは、双方の企業が労働者の安全・健康にたいする配慮義務を果たさなかったことが明らかにされ、「派遣労働」=間接雇用という制度が、いかに労働者の雇用や安全に責任を負わないものであるかも明確にされました。
 1999年3月の事件発生以来、12年を超える長い歳月をたたかいぬいた勇士さんの母親である原告の上段のり子さんと弁護団の奮闘、原告の分身として、最高裁への毎月の宣伝・要請行動をやりぬいた「勝たせる会」会員と全国の仲間の支援の結果かちとった勝利です。
 「勝たせる会」の生熊茂実会長(JMIU委員長)は10月3日、派遣労働者の雇用や安全を保護するために、国会に上程されている『労働者派遣法改正法案』を抜本改正し、早急に成立させることとともに「企業経営者は、最高裁決定を真摯にうけとめ、二度とこのような不幸な事態を起こさない万全の態勢をつくるべき」との「声明」を発表しました。

声明はこちら


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