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日本トムソン 違法派遣を認定、慰謝料 地位確認・正社員化は認めず
―原告ら控訴、争議全面解決めざす

 日本トムソン姫路工場で、偽装請負など違法派遣で働かせ、その後2009年4月期間社員として採用したものの、6カ月後の9月末に解雇されたJMIUの組合員9人が、日本トムソンを相手に正社員としての地位確認などを求めて争っていた裁判で、神戸地裁姫路支部は2月23日、原告の主張を一部認め、1人50万円の慰謝料の支払いを命じましたが、地位確認は棄却しました。
 日本トムソンは、偽装出向、偽装請負、派遣期間違反など違法状態への兵庫労働局の指導、9人のJMIUへの加入と日本トムソン支部をはじめ全国的な支援のひろがりを前に、その後直接雇用に切り替えたものの、6カ月後には「正社員化を」との要求を拒否し解雇してきたもの。
 判決は「原告らの5年超の長きにわたる違法な派遣労働下において就労をさせられた」と、その「違法の重大性」を認め慰謝料の支払いを命じました。しかし、日本トムソンの雇用責任については、同社の採用への関与・賃金の決定権を認めず、指揮監督・配置・懲戒の権限を有しながらも解雇権限までは有しているわけではないなどとして、黙示の労働契約成立を否定し、解雇を免罪しました。
 原告らは「違法状態で働かされていた期間の慰謝料が50万円ですまされることに怒りを覚える」「これであきらめるわけにいかない」と、大阪高裁の控訴し引き続きたたかいます。  同時に判決では、日本トムソンが重大な違法行為を続けていたことが認定されました。JMIUは、日本トムソンにたいし、早急に原告らを直接雇用し、争議の全面解決をはかることを求めるものです。

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