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若い力―JMIUとともに  長野・前田鉄工所支部
合言葉は「めざそう!新車・結婚・持ち家の生活が描ける生涯賃金」

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若い力で2010年春闘勝利へ―昨年JMIUに加盟した長野・前田鉄工支部の仲間

 「JMIUに加入し、会社もくらしも良くしよう」――。いっきに若返った執行部の「若い力」で、昨年八月、圧倒的多数の賛成を得てJMIU加盟を決定した長野・前田鉄工所支部(中塚寛之委員長・組合員122人)。新生前田鉄工所を訪ねました。

 前田鉄工所は1906年創業。「前田ボイラー」を中心に、空調用・産業用熱関連機器を製造販売する老舗です。

 ものづくりの技術と若者への継承が強み

 製品は、東京タワーやオリンピック施設、国立劇場から街の病院施設など幅広く活躍。「寿命が長い」「環境にやさしくかつ省エネ」が売りです。
 長野駅から長野電鉄で約30分。昔から製糸で栄え製造業も盛んな須坂市の山間の一角に工場があります。
 現場では、各部署で溶接の火花が飛びかいます。青年の姿が目立ちます。
鋳造はいま外注になっていますが、一つの工場内で溶接、加工、組立、板金、塗装までをこなします。「総合的なものづくりの技術、若手への継承。ここが前田の強み」(豊田繁治支部前委員長・59歳)です。

 JMIUに頼るしかない―執行部が決意

 旧全国金属を脱退して以降、JMIUに加盟した東京の組合とはちがい、20年にわたり企業内組合であった長野。その組合が、過去三回の否決をのりこえJMIU加盟を決断しました。
 「この間、副委員長の私と書記長が中心に団体交渉に臨んできましたが、経験不足。『百年に一度』といわれる情況で、受注も厳しい。一時金や春闘交渉でも企業内ではもはや限界。ここはもうJMIUの力を借りるしかない」(中塚寛之委員長・35歳)。
三十数年にわたって役員として組合を引っ張ってきた豊田委員長の今期限りでの退任を前に、若い執行部が決断しました。
 この間、長野地本の親身な援助が続くなか互いの信頼関係が築かれ、会社との関係でも社長と委員長、JMIU中央との三者で「経営推進委員会」が開催され、経営困難をともに打開するなど良好な関係が築かれたことも大きな力になりました。
 「各企業とも状況は厳しいのに回答を約束。夏の一時金事前交渉でJMIUの各職場をいっしょにまわらせてもらったとき、JMIUの『合意協力型はすごいな』と実感しました」(滝沢伸也執行委員・厚生部長・23歳)。
 ともに議論し行動するなかでJMIUの強みが実感として受け止められていきました。

 一生懸命の若い執行部をみんなで支える

 執行部の思いを職場全体の思いにしたい。豊田委員長、そして中塚副委員長と小林書記長が連名でそれぞれ「呼びかけ」を出し、職場討議資料とあわせ各職場にかけました。
 合言葉は「めざそう!新車・結婚・持ち家の生活が描ける生涯賃金」。職場の過半数を占めるまでになった青年の、思いにピタリとはまる要求がねりあげられました。
 九千号をこえる日刊「すくらむ」も、新年から連日キャンペーン。JMIU加入でリストラを阻止し要求を前進させた日酸TANAKAなど各職場のたたかいや役員の「思い」を紹介。職場からの疑問にもていねいに答えてきました。
 「企業内にとじこもっていてはダメ。中塚君や小林君が、JMIUに頼るしかないと一生懸命。みんなで支え盛り立ていく」(吉沢順一さん・57歳)。
 若い力が、年配者の心をもつかみました。
 いよいよ二〇一〇年春闘。小林雄治書記長(28歳)はいいます。「みんなの本気度を見せたい」と。
(「金属労働新聞」1月5日付)


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