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東武鉄道が謝罪
東武スポーツ キャディさんら勝利和解

「勝利和解した東武スポーツ支部の仲間(8月26日 東武鉄道本社)」

 正社員から賃金ダウンの契約社員への一方的な変更は納得できないとして7年余にわたってたたかってきたJMIU東武スポーツ支部のキャディら25人のたたかいは8月26日、親会社・東武鉄道と会社が謝罪し解決金を支払うことで和解、全面解決しました。
 26日、東武鉄道本社(東京・墨田区)での謝罪の場には、東武鉄道側から竹田常務、東武スポーツ吉高社長が出席。組合側からは三木中央書記長、阿波栃木県労連議長(JMIU栃木地本委員長)、支部の臼井委員長はじめ組合員多数が出席しました。
 会社側から、「労働条件の一方的変更、高圧的、威圧的と捉えられてもやむを得ない説明とその後の一連の対応により、関係の皆さんに甚大なる不利益と精神的な苦痛を与えたことに対し心より謝罪」「組合員の皆さんに自宅待機を命じ、精神的苦痛を与えたことを心から謝罪」「東武鉄道は、再三にわたる団体交渉の申し入れに対し、当事者でないことを理由とし、団体交渉に応じなかったことにより組合および組合員に不信の念を与えたことに謝罪」するとの東武鉄道・東武スポーツ連名の謝罪文が手渡され読み上げられました。  竹田常務はその上で、「第三者の判断を仰ぐこととなり、長期に及び非常に残念。今後二度とこういうことがないよう戒め会社運営にあたりたい」とのべました。
 組合員は、「みなキャディが好き。解決はしたが、職場に戻れない悔しさは消えない」「7年間、ほんとうに苦しかった。なぜ弱い人の立場に立ってくれなかったのか」「会社というのは従業員あってのもの。今後二度とこのようなことをしないで」など、思いをぶつけました。
 組合側は、クラブが会員制を廃止したためキャディ職としての復帰は困難と判断、組合員は、会社都合により8月末で会社都合退職となります。
 東武は、2002年、正社員から有期雇用の契約社員に一方的に変更、賃金など不利益変更を強行しました。これにたいしキャディ、保育士ら25人が労働組合を結成、JMIUに加盟し裁判闘争に立ち上がりました。
 裁判では、宇都宮地裁に続き高裁でも組合側勝利。この7月に最高裁が会社側の上告を不受理とし判決が確定しました。
 裁判は、会社側の簡単な説明、契約変更書類への署名・捺印について「錯誤によるもの」(宇都宮地裁)とし、高裁では「合意そのものがなかった」と一歩踏み込みました。
 東武スポーツ争議は、宇都宮市内での500人をこえる大集会、東武鉄道本社・デパート前、東武鉄道株主の支援も受けての株主総会包囲行動など、全労連、栃木県労連、地域の支援者など広範な運動をつくりあげるなかで東武鉄道を和解の場に引き出し、全面解決をかちとりました。
 臼井道子支部委員長は、「退職という形をとらざるを得なかったが、東武鉄道に謝罪させ、責任をとらせた。全国の支援と25人全員の団結したたたかいの成果」と語ります。(「声明」別紙PDF)  

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