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夢見てきた正社員
自らと全国の仲間のために闘いぬく
いすゞ自動車支部 松本委員長インタビュー


 12月3日の組合結成から走りつづけるいすゞ自動車支部の松本浩志委員長。二月二十八日の金属労働者東日本集会では、組合員とともに舞台に立ち「我われの要求は雇用と生活の安定」と決意表明しました。結成から三カ月、たたかいへの思いを聞きました。(中央本部・西)

松本浩利委員長

 ――昨年末の組合旗揚げ時からの連日のテレビ報道、いすゞとの団体交渉、裁判、本社前での行動と、走りっぱなしですが、いまの心境は?
松本 「解雇」を通告された直後は、頭の中が真っ白でした。でも、組合を立ち上げ、無我夢中で走ってくることができたのは、仲間といっしょに学習もし、準備していたこと、JMIUの全面的な援助が合ったからだと思っています。
 ――会社との初の交渉はどうでしたか。
松本 労働組合ができ団体交渉もできるとかなり期待していただけに、いすゞのあいまいな回答に正直がっかりしました。でも、期間工五百五十人の解雇を「撤回」させました。会社は行政が動いたからみたいなことを言っていたけど、労働組合をつくって立ち上がったから。そうでなかったら絶対にそうはならなかったと確信できる。
 ――いすゞは期間工五百五十人について解雇を撤回しましたが、契約期間満了までの賃金保障の「合意退職」か、休業(賃金保障60%程度)による満期退職(多くが四月初旬)かの選択を迫りました。多くが「合意退職」を選んだと聞きますが。
松本 期間工で退職せずに残ったのは組合員七人を含め十五人。満期までの賃金80%に慰労金で六十〜八十万円。次の仕事や住まいのことを考え、多くがそれをのまざるを得なかった。でもけっして納得しての退職ではない。これで退職し、組合も辞めた人もいれば、自分も応援したいとその後組合に加入した人もいます。
 ――組合員は現在何人ですか。
松本 期間社員、派遣社員合わせて現在二十人余。一度でも組合の門をくぐった人は三十人余います。
 ――四人から出発し二十数人、一つのかたまりですね。
松本 今まで労働組合や団結から一番遠いところにいた、立場の弱い労働者二十〜三十人がいっせいに立ち上がった。マスコミ報道やJMIUの援助の結果ですが、すごいことだと思います。集会や行動にも元気に参加してくれるのがうれしいです。
 ――派遣の組合員の雇用確保、松本さんはじめ残ってたたかっている期間社員の満了解雇とのたたかいなど、これからが本格的なたたかいになりますね。
松本 派遣の中にも、労働局に申告した藤沢工場の佐藤良則さんのように、偽装請負から派遣として五〜六年にもなり、本来ならいすゞの直接雇用であって当然の人、期間工で正社員登用試験を予定していた人、正社員に仕事を教えてきた人など、みな正社員を夢見てがんばってきました。雇用の継続と正社員化をめざし、裁判、労働局でのたたかいを含め、運動と社会的世論で迫り続けたいと思います。
 ――全国の仲間への訴えを一言。
松本 たたかいはまだ続きます。自らの雇用とくらしのためにも、全国で立ち上がりはじめた派遣の仲間のためにも、がんばりぬく覚悟です。JMIUの全国の仲間の大きな支援をお願いします。


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