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解雇撤回し、正社員に
茨城 日系ブラジル人がトステム分会結成


全員解雇に抗議。トステム分会を結成

 2月21日、茨城県土浦市で茨城地域支部トステム分会が結成されました。分会を結成したのは(株)サンワーク(岐阜県)から住宅設備大手のトステム(株)土浦工場に派遣されている日系ブラジル人たち。
 1月から2月にかけ100人あまりのブラジル人全員が解雇されました。「10数年にわたって日本人社員とともに一生懸命に働いてきたのに」、「月200時間もの残業、時には24時間労働もやってきたのに」、「300人もいる派遣の中で、なぜブラジル人だけが率先して全員解雇なのか」、分会長の大塚ケンジさんはじめ組合員から怒りの声が上がっています。
 結成総会には、支援の仲間を含め50人余が参加し、「理不尽な派遣切りを撤回させて、正社員化を実現しよう」と日本語とポルトガル語の結成アピール、両社への通告と要求などを採択。
 分会への加入はすでに半数近くに及んでいます。総会にはマスコミ各社から取材があり、NHKテレビ・ラジオをはじめ全社が大きく報じました。地元「茨城新聞」は一面トップと社会面に関連記事という大きな扱い、数社はその後の通告・申し入れ(23日)、サンワークとの団交(25日)などについても続報しています。
 サンワークは団交に応じていますが、トステムは拒否しています。
 解雇された労働者のほとんどが、派遣から請負、さらに派遣へとたらい回しされ、この間法違反の「偽装請負」も明白になっています。組合員らは、「残業代や有給休暇についても法律が守られていない」と訴えています。
 トステムはJリーグ鹿島アントラーズの主要スポンサーで、アントラーズといえばジーコなどブラジルとの深い絆をもったチームです。組合員は「敬愛してやまないジーコと鹿島アントラーズのユニフォームに、鮮やかにしるされたトステムの社名に誇りをもってきた。その会社から紙切れ一枚で放り出されるとは想像もしていなかった。裏切られた思いだ。」「夫婦共に解雇された仲間もいる」と怒りをあらわにしています。
 (「金属労働新聞」2009年3月10日付)


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