JMIUトップページへジャンプ活動紹介へ戻る

兵庫・日本トムソン支部 突然の解雇通告「悔しくて眠れなかった」
派遣労働者13人がJMIUに加入 直接雇用の勧告を 労働局に申告


派遣の仲間を迎え入れ、正社員化めざし決意かためる日本トムソン支部



 日本トムソン(姫路工場)で、派遣労働者13人がJMIUに加入。「派遣切り」を許さないたたかいに立ち上がりました。  日本トムソンは2月3日、4月からの生産減を理由に、姫路工場で働く派遣労働者15人全員の3月末での契約破棄(契約は今年8月20日まで)を、派遣元のプレミアラインに通告、これを受けプレミアラインは、その日のうちに派遣労働者全員を集め、「解雇予告」を通知しました。
 「僕はいらなくなった物や消耗品ではない」「いずれ正社員になれると信じてがんばってきたのに」「悔しくて眠れなかった」。
 「解雇予告通知」をされた派遣労働者は、請負契約期間(実態は偽装請負で派遣)も含め、長い人で5年以上にわたって正社員といっしょに生産を支えてきました。
 姫路工場は、30数年間の新規採用ゼロの結果、高齢化と人員減がすすんでいます。2003年秋から、増産のための「二交替勤務」などで要員補充に迫られ、派遣労働者を受け入れてきました。
 JMIU支部では、これまでにも会社にたいし直接雇用・正社員化を要求し、派遣の仲間とも対話や交流をはかっていましたが、「いまこそ全員に声をかけ、組合に入ってもらい、いっしょにたたかうとき」と意思統一。「解雇通知」を受けたその日のうちに、派遣の仲間に集まってもらい、「このままだと三月末で解雇になる」「君らに本気でがんばる気があるなら、組合もいっしょにたたかう」と訴えました。その場とその直後で、いっきに13人を迎え入れました。
 16日には、派遣労働者代表3人とともに、「日本トムソンが労働者派遣法にもとづき、直接雇用を申し込むよう指導・勧告すること」を求め、兵庫労働局に申告。日本トムソンには、ヾ望する人全員をただちに正社員にすること、派遣契約の中途解約は、工場の将来、組合員の雇用・労働条件に直結する問題であり、労働組合との協議・合意なく一方的に行わないことなどを要求しました。二十四日には、派遣元との団体交渉が予定されています。
 日本トムソンは、派遣労働者を受け入れて以降の5年間に、年平均41億円もの純利益を上げ、内部留保を155億円増やしています。株主への配当も5年前の一株あたり6円から16円へと大きく増やしています。
 このようなトムソンが、わずか15人の派遣労働者の首を切る理由はありません。支部は、若い派遣労働者の雇用とくらしをまもることと、姫路工場をまもりぬくことを一体にたたかいぬく決意です。(「金属労働新聞」2009年2月20日付より)


 僕らは消耗品ではないー正社員めざしたたかう
 Y・Hさんの労働局への訴え
 僕は2008年4月から日本トムソン姫路工場で派遣社員として働いています。いま妻とこども3人で暮らしています。まだ21歳で若いけど、一家の大黒柱です。だから生活のため、家族をまもるために一生懸命仕事をしてきました。
 ところが2月3日の仕事が終わった後に、派遣会社の人に、突然、解雇の話をされました。解雇日は3月31日。生産数が減るからという理由でした。忙しいときは、派遣社員を増やして、暇になれば真っ先に切る。会社からすれば外部社員だから関係ないと思っているかも知れませんが、僕らも日本トムソンで仕事をしています。
 僕はいずれ日本トムソンの社員になれると信じて、がんばってきました。生産にも貢献しているはずです。急に解雇されたら、家族3人、どうやって生きていけばいいのですか。家賃や生活費が稼げなければ、生きていけません。それだけ僕にとっては仕事が大事なのです。僕だけでなく、トムソンにいる派遣社員には、それぞれ自分の生活があります。
 派遣社員のみんなを正社員や直接雇用にすべきです。トムソンで働いている人みんなが大事な仲間で、みんがいなければ生産もできないと僕は思います。
 僕はいらなくなった物や消耗品ではありません。「解雇通知」に、言葉では言いあらわせないくらい腹がたっています。
 だから組合に入り派遣社員が正社員や直接雇用になれるよう、全力でがんばります。(「金属労働新聞」2009年2月20日付より)


JMIUの機関紙「金属労働新聞」は月2回(5日、20日)発行中です!(1部100円)