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「俺たちは部品じゃない」
いすゞ自動車中途解雇を撤回 白紙撤回まで闘いぬく


12・23激励・決起集会 檄布を受けるいすゞ自動車の仲間

 「俺たちは部品じゃない」――。期間工・派遣社員1400人全員解にたいし、JMIU支部を結成したたかいに立ち上がったいすゞ自動車の仲間たち。たたかいは世論をも動かし、いすゞをして、期間工については「希望すれば期間満了まで雇用継続」と言わざるを得ないところまで追い込みました。たたかいは年を越し、より本格化します。
 解雇がいっせいに言い渡されたのは11月17日。九州出身の期間工・山田賢司さん(仮名)は、午後の勤務中に呼び出されました。
 「分かっていると思うけど、生産も落ち、景気も悪い。12月26日で契約解除となる」。「住むところはどうなるのか」。帰ってきた返答は「それから一週間」。この間、わずか一〜二分でした。
 「正月に出て行けと。まともじゃない。結婚式をあきらめた人もおり、『忙しくなったらまた来てや』とまで言われた人もいる。俺らは部品じゃない」。山田さんは語気を荒げます。
 ずっと自動車の現場。正社員のころもありましたが、仕事を求め、求めてたどり着いたのがいすゞ・栃木工場でした。期間社員となって二年余、派遣(偽装請負)から通算するといすゞで6年余になります。
 解雇通知直前の10月には6カ月間の更新もされ、派遣時代にはなかった満期慰労金(ボーナス)も支給されました。ほとんどの人が「今年はいい正月になる」と喜びあったものでした。
 面談したのは課長とライン長。ライン長は、ずっと天井を見ていたといいます。「この人らに文句いっても仕方ない。言うべきはもっと上」。山田さんは、決意を固めました。
 派遣の古家賢一さん(23歳)は、書記長の星野貞夫さんから、「何ができるかわからんけど、いっしょに手伝ってくれないか」と言われ組合に加入しました。「俺も納得いかなかった」と。「いすゞの派遣切りにも頭にきたけど、テレビで見たIBMのやり方にも頭にきた。こんな社会はおかしい」といいます。
 12月23日、宇都宮で開かれた激励・決起集会。前日に組合に加入したばかりの期間工・山口隆さん(仮名・44歳)も参加しました。やるだけやってみる。集会の熱気に圧倒されました。一生懸命ついていく。いい結果を出したい」。
 4人からはじまった組合は、栃木と藤沢(神奈川)とあわせ27七人へとひろがっています。
 集会翌日、いすゞ自動車は期間工五百五十人の契約中途解約を撤回すると発表しました。たたかいと世論でかちとった前進。
 しかし提案は々膂佞両紊之戚鷁鮟に応じる場合は契約満期までの賃金相当の85%を支払う、同意しない場合は満期まで雇用するが、休業扱いとし賃金は60%相当。事実上の「希望退職」、そして「満了解雇」をねらっています。800人にのぼる派遣社員については、何もありません。
 JMIUは、24日夜に続き29日にも団体交渉をもちます。委員長の松本浩利さん(47歳)はいいます。「団結の力を実感している。解雇の白紙撤回、派遣の仲間を含めた雇用確保を求めぬく」と。(「金属労働新聞」2009年1月5日付1面)


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