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正義のたたかいは、必ず勝利する
日亜闘争の報告と展望についてー11.9日亜集会でのJMIU生熊茂実委員長の報告



 最初に、昨年の10.14集会から一年あまり、きびしい攻撃に必死に耐えてがんばってきたJMIU日亜化学分会の仲間たちに、みなさんとともに心からの連帯と励ましの拍手をおくりたいと思います。
 日亜化学のたたかいは、いま全国区のたたかいとなり、そして、日亜の仲間たちのためにも、全国で苦しむ仲間のたたかいを前進させるためにも、どうしてもこのたたかいを勝利させなければならないという世論が全国に大きく広がっています。
 この一年、徳島労連とJMIUを中心とするたたかいは、日亜化学にたいする要請、宣伝行動、県労働委員会闘争、全国にたたかいの支援を広げるとりくみなどを中心にすすめてきました。そして、日本共産党の国会議員による国会質問での追及と要求が何度もおこなわれ、全国の世論を盛り上げる上で、大きな役割を果たしてきたと思います。

日亜のたたかいが、全国的焦点になった
 この間のたたかいのなかで、どうしても日亜化学のたたかいを勝利させなければならない重要な意義が浮かび上がってきました。いまや日亜のたたかいは、「偽装請負」、派遣労働者問題の全国的焦点となっています。
 第1は、2006年11月10日の労使合意を踏みにじって、「偽装請負を解消」する「直接雇用」であるのに、選別を持ち込んだやり方が全国に波及し、直接雇用と正社員化の道を閉ざしてきたということです。あちこちの企業で、選別のための試験がおこなわれ、直接雇用もおこなわない、有期雇用から正社員化への道を閉ざして雇い止めにするというやり方が広がっています。この点でも、日亜化学に約束をまもらせ勝利することが重要です。
 第2は、この1年間、組合員を日亜化学の子会社において派遣で雇用してきましたが、「偽装請負」が労働局によって認定されたにもかかわらず、日亜化学が報復的に解雇したことです。全国的に「偽装請負」や「違法派遣」を告発した労働者に報復解雇がおこなわれていますが、こういう無法なやり方を許さないためにも、日亜のたたかいを勝利させることが求められています。

たたかいはこの一年で大きく前進
 この一年のたたかいで、日亜化学に対する社会的批判が高まり、着実に日亜化学に解決を迫る包囲の輪ができあがってきています。
 第1は、全国の働く仲間や多くの市民から、「日亜のたたかいを知った。ひどい会社だ。支援したいが、何をしたらいいか」という問い合わせが相次いでいます。
 第2は、日亜化学は新たな違法行為をおこないました。派遣労働者を四段階で勝手に選別し、日亜が良いと評価したものは「紹介予定派遣」で直接雇用、評価の悪い労働者を特定して派遣会社に解雇させるという違法行為です。派遣労働は労働力の提供であって採用行為ではありません。派遣労働者を特定することは違法です。徳島労働局が、日亜化学に対して派遣労働者を解雇したり、ランク付けをするなという指導をしたところ、日亜化学の岩浅常務は従おうとせず、大激論があったと聞いています。
 これも、労働局への申告に対する報復であり、法令遵守(コンプライアンス)の最低の義務さえ果たそうとしない、企業としての人格を疑いたくなるような、法律も行政も無視する横暴勝手きわまりない行為です。このような違法行為や横暴なやり方に、派遣会社の経営者からも大きな批判がおきています。こんなことは日本国憲法上許されないものです。行政や経営者からも大きな批判が強まっています。今回解雇された仲間たちがJMIUに加入し、ともにたたかい始めました。拍手をおくりましょう。
 第3に、労働委員会の審問でも証言されましたが、日亜化学は、JMIUに加入して「偽装請負」を告発したことを嫌って、組合員いじめをくりかえしてきたという事実が次々に明らかにされ、この約束破りが不当労働行為によるものであることが、明白になってきたことです。二年前の合意後、日亜化学は新聞報道やJMIUの申し入れになんの異議も唱えませんでした。ただ、合意一カ月後の日亜化学本社を訪問したとき、岩浅常務が「うちの株主には、『労働組合は絶対認めない』という人がいる」と話したことがありますが、不当労働行為の約束破りを裏づけています。
 第4に、日亜化学と県がいくら否定しても「やっぱり合意は存在した」ということです。先日10月26日の労働委員会で県商工労働部次長が証人として出席しながら、「日亜化学の主張するとおりの合意内容だった」と偽証しています。
 しかし、後ほどCD映写で見ていただきますが、昨年8月30日に共産党の国会議員団の調査にたいして、JMIUの発表した「合意文書」を見ながら「おおよそですね。こういう趣旨だと思うんですよ」と明確に答えています。これは、第三者による証言として、きわめて重要な意味があると思います。

日亜のたたかいはかならず勝利する
 日亜のたたかいは勝利できるのか、必ずできます。それはなぜか、日亜の仲間と私たちのたたかいは、真実のうえに成り立っており、正義のたたかいだからです。必ずウソはばれます。そして、このたたかいは、日本社会と世論が実現を求めている要求・課題だからです。
 第1に、日亜の仲間たちの仕事と生活を確保しなければなりません。すでに、協力申し入れもありますが、多くの仲間の支援を得てたたかいのとりでをまもるために全力をあげます。
 第2に、地域と全国の世論に訴え、日亜化学に法令遵守、企業の社会的責任を果たすよう強く迫ります。宣伝や要請など、さまざまな形で行動を強めます。とりわけ、違法行為を連発し、行政指導にさえ従わない日亜化学に社会的批判を強めます。そして、一刻も早く争議解決をはかるよう、協議の場を求めていきます。
 二つの行動を提起します、,海僚顕颪埜紊曚苗鶲討気譴泙垢、日亜闘争を支える会」を結成し、全国から激励のメッセージと支援カンパを集めます。日亜化学に対する要求団体・個人署名、県労働委員会への勝利命令要請団体・個人署名を十万名の規模で集めて解決を迫ります。世論の広がりを具体3に、日亜のたたかいをはじめとして、「派遣労働者の劣悪な状態を改善せよ」の世論が盛り上がり、労働者派遣法改正が日本社会の焦眉の課題になってきています。「偽装請負」や「違法派遣」の場合は派遣先企業と「雇用解約が成立する」という「みなし雇用」規定をはじめ労働者派遣法の抜本改正がどうしても必要です。
 政府が上程した「労働者派遣法改正案」は欠陥だらけの法案です。野党共同で「抜本改正案」を成立させるよう、私たちも全力をつくします。「みなし雇用」規定があれば、日亜のような問題は起きなかったのです。労働者派遣法抜本改正のたたかいと固く結んで、日亜のたたかいを一日も早く勝利解決するために奮闘します。
 第4に、労働委員会で勝利命令をかちとるとともに、解決の舞台をつくりあげるように、労働委員会のとりくみを強めます。
 くり返しになりますが、日亜化学の仲間たちのたたかいは、何よりも仲間たちの直接雇用・正社員化をかちとるたたかいですが、いまでは「偽装請負」や派遣で働く多くの仲間たち自身のたたかいになりました。日本社会の世論が、たたかいの勝利へ私たちの背中を押しています。若者と非正規労働者の「希望の星」である、このたたかいはどうしても勝利させなければなりません。日亜の仲間たちの苦しさをみんなでうけとめ包みこんで、勝利に向かって奮闘しようではありませんか。(「金属労働新聞」2008年11月20日付)


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